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マチネの終わりに [Book Review]

最後、涙してしまった。彼と彼女が、いつ再会できるのだろうかと、一ページ一ページめくりながら読んでいたのだけれども、最後は出会えて良かった、じ〜んとしてしまって、涙が自然と出てしまいました。

ギタリストの男性とジャーナリストの女性の恋の物語。映画にもなったのだけれども、当時あまり関心がなくて詳しいことは知らず、評判の高いことは耳にしていたのだけれども、何かしら気になっていたので読んだ次第です。ページをめくる度に映画のようにシーンが展開していき、読んでいる間は小説の世界に身を置いた状態。読み進めるのが辛い時もあったけれど、最後は出会えて良かった良かった、身内のような気持ちで、長く続く名残惜しい余韻を感じました。まぁ、最後の2ページのための小説なのですが。

大変だけれど、こんな恋焦がれる恋愛、してみたかったな、なんて、しみじみ。
  • タイトル:マチネの終わりに
  • 著者:平野啓一郎
  • 出版社:文春文庫
  • 私の評価(5段階):★★★★★

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