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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [Book Review]

じれったい男の物語だった。ただ、終盤になってそのじれったさが際立っていて、全体的には思慮に富んでいたように思う。だけれども、結局、ハッピーエンドなんだろうか、どうなんだろうか。

読もうと思って、気付けば、5年も経過していた。最近になりメインの職場が変わり通勤が長くなったので、ようやくまとまって読めるようになったので、ようやく通勤車中で本を手にして読むことができた。

現代の現役世代、20代〜40代を的確に描いているように感じて、読んでいて興味深く感じ入ってしまった。ただ、世の中の捻れた部分はなく、純粋な世界が広がっていたように思う。性的な描写が時折織り込まれていたが、登場人物を深く知る背景描写としての内容に留まっていた。

ハルキストではないので、読み方が浅いかもしれないが。
  • タイトル:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
  • 著者:村上春樹
  • 出版社:文春文庫
  • 私の評価(5段階):★★★★

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