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腰を据えた開発は強豪メーカしかなし得ない時代へ

HP社がパソコン部門のスピンオフを計画中らしい。webOSを手掛けるタブレット部門は事業閉鎖の対象になるそうだ。春頃はwebOSの輝かしい宣伝が目に留まったんだけれど、広報レベルに留まっていたんだ....。収益を上げるApple社は、年月をかけて進めたと思われる機能を次から次へと投入し、その見事な鏡像関係に色々と考えさせられてしまう。既に世界中のPCメーカはM&Aの対象になっており、日本メーカのNEC社は先駆けてlenovo社と合弁関係にある。これからどうなるんだろうか。

それにしても、ビジネスが面白くない時代に突入したもんだ。相当なアイデアを携えて臨まないと...。

こういった波を見越した新たな市場への開拓というものは進んでいると思う。ビデオ会議はその一例だ。logitec社は既に世界に先駆けて720p対応の製品を投入したことで有名なlifesize社を傘下に収めている。Apple社はビデオ電話アプリケーションであるFacetimeをMac PCだけでなくiPhoneやiPadにまで実装している。Microsoft社は、全世界で利用が広がっているSkype社を傘下に収め、現在審査中である。大手家電メーカの液晶テレビは既にSkypeを内蔵済みだ。だが、この開拓というものも険しい道程のようだ。Cisco社は、ビジネス用途で使われているビデオ会議機器を家庭向けに拡大させようとUmiというモデルをリリースしたが大空振り。家庭向けは撤退しビジネス用途に特化させるという軌道修正が行われた。あるビジネスモデルを他分野に微修正で適用するというやり方は通用しない模様で、アイデアを盛り込まないとすぐに行き詰まってしまう様相だ。リコー社は、小型で低価格でありながら一部メーカでしか提供されなかったH.264 SVCを搭載する、ユニファイドコミュニケーションをフォーカスしたP3000という端末をリリースさせ、特徴的な端末を自社の販売網を中心に量販していく手法は興味深い点が数多くある。さてどうなるやら。
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