SSブログ

デジタル放送画質監視装置 ~NHK技研公開2009の展示から~ [Engineering]

NHK放送技術研究所で一般公開が開催されていた「技研公開2009」では、放送映像の画質を確認できるシステムの展示が披露されていました。

地上デジタル放送で流れるHD解像度のMPEG-2データを、デコードしながら同時に解析を行い、結果の表示可能なPCを使ったシステムでした。MPEG-2対応のみで、H.264は未対応のこと。
DSC04525-90b4e.JPG
DSC04526-54b9d.JPG
DSC04524.JPG

展示スペースには3つのモニタが設置されていたのですが、左モニタはMPEG-2データの量子化ステップサイズを色付けしてリアルタイム表示させた画面でした。私が見た時は3つ程青いラインを確認でき、説明員に尋ねたところ、おそらくエンコーダが3つに画面分割して符号化を行っている点が見えているのではないか、とのこと。エンコード開始時のMBに対して指定した初期Q値の変化点の様子が確認できる、ということで、エンコーダの処理内部の構成をさらりと解剖していた。右モニタはエンコード時の情報がリアルタイム表示されていて、詳細な情報が映し出されていた。

このシステムは以前にも展示されていましたよね、と説明員に質問したところ、7年前にも展示した、とのこと。当時はシステムの処理パフォーマンスが低いために解析時の映像解像度を低くしたりしていたそうだが、今回のシステムはHD解像度で動作している、とのことでした。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0