私の所属部署で昨年末に一身上の都合で退職される方の送別会があった。
その方、部署で扱っている技術に長けている点はもちろんのこと、温和な人当たりの良さと、一人ひとりの思いを掴んでチームを組み立てる統率力が優れていたからだと思う、社内外問わず慕われる人だった。人望が厚い、という言葉がぴったりな方だった。今後部署を背負って立つ、次の部長になる存在だったので、まさか退職されるとは思ってもみなかった。送別会では、色々考えた末の苦渋の決断について話されていたのだけれども、そういった点をみじんも感じさせないような、人柄が表れたといっても差支えのない、終始和やかな雰囲気の会だった。
開催前に主催者からカメラを持って来てという依頼があって私は快諾した。私が仕事上で関わった出展展示会の模様をα100で撮影し関係者に情報展開していたものだから、会の模様を撮影することになった。私はその会の最後の全体写真も撮影した。もっとも、ベストショットのシャッターを押したのは私ではなく店員さんだったのだけれども。
もっぱら、個人的な興味で被写体を選んで撮影する自分が、退職される方にとっては一生の思い出として残るという写真を撮影するのだから、失敗してはまずいわけで、私なりに撮影準備について前日まであれこれ考えた。レンズを良くしようと、私が所有している中で広角で、かつ一番高価なものを選択することにした。これだとF値は高めでシャッターは早めに切れるし、撮影後の修正に幅があるかもしれない、だとか、思案した項目は様々。立派なものを持っていくとやっかみも出るのかもしれないけれども、失敗したくない気持ちの方が勝っていた。会終了後の自宅での画像編集は大変だったが、大切な一枚一枚がぶれずに撮影できていた。
主催者はプリントしてアルバムにまとめて、その方の退職日の終わりに渡された。おぉ、きれいに写っているじゃん。アルバムを開いた後のその言葉を聞いて、やって良かったな、と思った。
開催前に主催者からカメラを持って来てという依頼があって私は快諾した。私が仕事上で関わった出展展示会の模様をα100で撮影し関係者に情報展開していたものだから、会の模様を撮影することになった。私はその会の最後の全体写真も撮影した。もっとも、ベストショットのシャッターを押したのは私ではなく店員さんだったのだけれども。
もっぱら、個人的な興味で被写体を選んで撮影する自分が、退職される方にとっては一生の思い出として残るという写真を撮影するのだから、失敗してはまずいわけで、私なりに撮影準備について前日まであれこれ考えた。レンズを良くしようと、私が所有している中で広角で、かつ一番高価なものを選択することにした。これだとF値は高めでシャッターは早めに切れるし、撮影後の修正に幅があるかもしれない、だとか、思案した項目は様々。立派なものを持っていくとやっかみも出るのかもしれないけれども、失敗したくない気持ちの方が勝っていた。会終了後の自宅での画像編集は大変だったが、大切な一枚一枚がぶれずに撮影できていた。
主催者はプリントしてアルバムにまとめて、その方の退職日の終わりに渡された。おぉ、きれいに写っているじゃん。アルバムを開いた後のその言葉を聞いて、やって良かったな、と思った。