ガタンゴトン、と、いつもと変わり映えのない朝の電車。私は都心とは逆方向の電車に乗って通勤していて、ラッシュとは無縁の朝を送っている。とはいえ、大混雑の車中ではないものの座席はいつも全て埋め尽くされ、会社の最寄り駅に下車するまでずっと立っていなければならない。