サントラ『トニー滝谷』(坂本龍一)は、透き通った空間の中で流れるメロディが続く。

聴いていると、自分自身を至近距離からグルッと見詰めている感覚にとらわれる。寂しく感じる。大きな流れに逆らえずに、流れに従うしかない感覚が湧き出てくる。それは、メロディが自分に引き起こす副産物なのかもしれないが、何かしら、やるせなさを抱く。その映画を観ていないのだが、そういう内容なのだろうか。

今年1年、私にどういう波が降りかかるのだろうか。