失われていく自分

何となく、本調子の自分ではないように感じてならない。

ここ最近、寝起きが悪くなった。起床時間に目が覚めても、体の疲れがまだ残っている感じで、もう少し寝ていたいという気持ちになる。土日の休みの日は、二度寝、三度寝は当たり前で、トータル12時間以上寝ても、ぐっすり寝た、という感じがしない。当然のことながら、長い時間寝ると、短い時間に比べて寝たという感じにはさせてくれるのだが。

または、心臓をバクバクさせながら体を起こして、その後に頭が覚醒して目が覚めるというような奇妙な起き方をする。その時は、自分でもびっくりするくらいの脈の打ち方で、しばし同じ姿勢で体を崩さないようにして落ち着かせてから、体を起こすというような調子。

起床後体を動かすと、眠たさが和らいだ感じがして、平日だとそのまま仕事に向かう。でも、午前中からデスクワークだと10時から11時ぐらいには、必ず眠たさに耐えきらずに居眠りに陥ってしまう。ふと目覚めた時に、眠っていたのだと気付く。最近は、この居眠りの頻度が多くなってきた。

仕事の昼休みは、食事後、昼寝に割り当ててる。この昼寝が、毎晩の睡眠と比べて違い、頭がズブズブと沈み込むような眠りで、目が覚めた時は深い眠りをした感じがすると共に、頭にしびれというか何とというかそういうものを感じる。時には、相当鼻息の荒い眠りをするみたいで、びっくりするような顔を私の方に向けられることがある。これは滅多にないことなのだが。

随分前からの出来事で、今年の春ぐらいから症状が日に日にひどくなっているように感じる。ここ最近の暑さの影響ではないと思う。

最近は、物忘れがひどくなってきているらしい。自分ではよく分からないのだ。上司から怪訝な顔を向けられたことが数度あり、事実を辿っていくと、私がすっぽかしていることが起因しているのだ。物忘れ、というより、理解が混濁しているような側面も出てきているようで、あれ、変になっているのかな、と思うような場面を一度遭遇した。よく分からないのだが、自分が自分でないように感じて、嫌だなぁ、という思いを抱いた次第。

そういう私なのだが、今週、遅めの夏休みを頂いている。寝起きの悪さは変わらず、逆に、休みだったので寝坊にならずに済んだ、という笑えない状況ではあるのだが。