北京五輪開幕。昨日は開会式が盛大に催された。生中継の開会式の模様を放送で見ていて、国の威信がかかっているのだと改めて理解した次第。それだけ唸ってしまうほどのダイナミックなスケール感。さすが4千年の大陸文化の歴史、さすが13億人もの人口を抱える国。

最終ランナーが宙吊りになって聖火を運んでいたけれど、日本の技術者なら、聖火が消えるリスクを見積もって即座にボツにしただろうと思う。それを事も無げに実現させて成功させたあたりを、急成長を遂げる国の高揚感と重なって見て取れた。

日本って小国だなぁ...、と。2016年に東京に五輪を招致しようを運動中ですけれど、これを超えたセレモニーは日本人では不可能ではないか、と思ったり。北海道サミットが小規模だったし...、関係者は一定の評価を出していますけれど、スケール感が伴っていなかった。

民族問題等に目が向けられていた状態を消し去るほどのビックイベントが必要だったのは容易に理解できる。しばらくの間世界中が、北京発体育祭典のニュースで諸問題に目を向けることなく、一喜一憂することになるのだろうか。